fc2ブログ
TOP > CATEGORY > 2009.5ギリシア
TOP | NEXT

リストマーク イスタンブルにて1泊(2009/5/1金曜日) 

2009年10月10日 ()
バックパッカー * 旅行
タイトル用縦091312



 出発から経由地イスタンブルまで


新型インフルエンザ大騒動が起きていたGW。
成田で「帰国しますか?」と問われてから検疫用紙を配られた。
永住しそうな顔してます?(…ってか荷物少な過ぎだからか???)
マスク人口多し。


イスタンブル上空は天気が悪いらしく、30分くらい旋回してた。
そのため20時近くにランディング。
それからも滑走路を走っていたので、かなり時間がかかった。

帰国便のリコンファーム済ませてから、
初めてトルコ航空のホテルサービスを利用。

しかし申し込んだタイミングが悪かったらしく、
人数が集まるまで1時間近く待たされた。
雨だったので、空港内も蒸し暑いっす。


21時半頃総勢5名を乗せて、車でバルックキョイまで。
ホテル・イスタンブルーという、奥に細長いホテルにお泊まりです。
部屋は階段とエレベーターすぐ近くの、
トランジット専用だろうか?4畳半程度の超狭個室。

この中にシャワーやトイレ、ベッド、ミニバー、
TV等々一通り詰め込んでるんだから、
その窮屈さが分かって頂けると思います。でも4つ星。


スポンサーサイト



[2009.10.10(Sat) 00:49] 2009.5ギリシアTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク まだまだ移動中(2009/5/2土曜日) 

2009年10月09日 ()
バックパッカー * 旅行
 テッサロニキ経由ヴェリアVeriaまで


アテネ行は8時5分発。なのにホテルを5時に出る。
今度は違うメンバー4人で車へ。15分程度で空港着。

チェックインを済ませてからVIPラウンジ探し。
溜まったマイレージでイスタンブール~アテネ間は
ビジネスクラスにアップグレードしてあったので、
朝飯はラウンジで食べればいいや~と考えていたのでした。

かなり探しまわってオスマン帝国風のラウンジに辿り着きました。
やっぱトルコの小麦料理はうまうま。


何故か韓国人が多いアテネ行。
機内に入ると、今度は中国人ばかり。なして?

今日も天気は雨。
でもアテネ周辺は晴れていたので「多島海」を満喫出来ました。



今回は昼前の便でテッサロニキまで飛ぶ予定。
96年の日本就航最終便以来のオリンピック航空利用です。

でも乗り込んだのは、紺色の機体の「アストラ・エアーライン」。
でかいのに、乗客はほんの少し。
おかげで窓際席からエーゲ海を楽しみながらのフライトでした。

スッチーが日本人を珍しがって、軽食のケーキを2個くれました。
これで食費が少し浮くよ~(笑)


テッサロニキ空港から市外のバスターミナルまではバスを利用。
車内の券売機、なんせギリシアですので調子がよろしくないです。
小銭必須ですな。ユーロとは言え、着いたばっかで辛いけど。
本数も30分に1本の割合です。

1時間弱でターミナル到着。
ほぼ20年振りに見た町は、人が多くて酔いそう…。
あと中国語の看板が増えてました。


天井から吊るされた行き先を探し出し、
20番ホームで待っていたら、隣の19番にバス停まってた。
あぶねー!慌てて乗る。

チケットは事前に買うようだったが、
どこで買うのか分からないので、ずっと車内で購入してた。

15時前の便に乗って1時間半程。
ヴェリアのクテルターミナルに到着です。


町中を走っている間に色々観察。
ホテルの看板には気がつかなかったけど、
これだけ大きな町だからすぐ見つかるだろうと、
西~南西辺りをウロウロ。でも見つかんねー!

1時間近く探し続けたもののギブアップ。
一旦ターミナルまで戻ってコーヒーで一服。

パパイヤ鈴木氏似の店の兄ちゃんに
「ホテルが見つかんないんだよ~」と
ギリシア語会話集を指差して訴えると、
ガイドブックに載っていたホテルの住所を詳しく書き出し
「あっちの方向だ」と、ネイチブギリシア語で説明して送り出された。


オールギリシア語で、且つ方向しか分からなかったので、
クテルを出てすぐの美容院のお姉さんたちに、紙を見せて質問。
すると今度は地図まで書いて説明してくれました。

それが分かりやすくてね~!毎回毎回迷いそうになる私は、
常に携帯しておりましたよ←超方向音痴


地図は良くても微妙に道がカーブしていたりして心配なので、
分かれ道にくる度に人つかまえて尋ねながら30分。
何とか目的のホテルに辿り着きました。

021809ヴェリアホテルヴェロイ
 Hotel Veroi 102号室からの風景



部屋で一休みしてから町歩き。
やはり周辺にはホテルは見当たりません。
大通りを渡ったところにトルコ風ジャミィ(モスク)があるのに驚いた。
第一次大戦終結まで、
この辺りもトルコ系の人が住んでいたんでしょうか?

021832ヴェリアジャミィ発見
 ミナレットが「トルコ風」のジャミィ発見




 ヴェリア地図 バスターミナル~ホテル

大きな地図で見る




 ■旅のおこづかい帳 ↓
Open↓

 単位はEUR(ユーロ)


交通費(バス 空港→バスターミナル)   2.10←本当は0.60
 〃 (バス テッサロニキ→ヴェリア)  6.00

食費(グリークコーヒー)         1.00
〃 (フルーツジュース1L)         2.30


Close↑

[2009.10.09(Fri) 03:25] 2009.5ギリシアTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 18年前のリベンジ!なのに…(2009/5/3日曜日) 

2009年10月08日 ()
バックパッカー * 旅行
 古代マケドニアの王都ペラPellaとテッサロニキ考古学博物館


朝ホテルを出た途端、雨が降っていることに気がついて呆然。
早速、傘を使う羽目に。
更に昨日チェックしておいたバスの時刻表、
デカイ自販機に半分近く隠されている方が現役らしい。(まぢかよ?)

今日が日曜日だってことも失念してて、
バスが3時間半後のヴェリア行きを諦め、
今日はペラを観ることにした。


それでもペラ直行便はなくて、
テッサロニキ行きのバスに乗りハルキドナで下車。
(この辺りは既に雨が上がってた)
道路を渡ってテッサロニキ→エデッサ行きをつかまえて乗る…って戦法。


 ペラの地図

大きな地図で見る



ペラ…って、現在の町の入口に着くのね。
解説書に載ってた地図との違いに気がつかなくて、そのまま町中へ。
ちっこい遺跡跡があった。

030947ペラの町入口
 「現在の」ペラの町入口とバス停


031011ペラ町中遺跡墓域?
 「現在の」ペラ町中遺跡 墓域?



そこからぐるっと迂回して王宮跡へ。でも入れない…。
屋根がかかってるから全然見えない………。

031030ペラ王宮
 屋根の下には王宮がある…ハズ!



テンション下げながら、本命の博物館&遺跡に辿り着く。
今日は入場料が無料の日♪ ←気分盛り上げ中(笑)

新しい博物館には有名なモザイクが展示されている。
それは良いのだが、ちとインパクトが足りなくね?

031107鹿を襲うグリフィン
 鹿を襲うグリフィン モザイク


031109男のケンタウロス
 男のケンタウロス モザイク


031107豹に乗るディオニソス
 豹に乗るディオニソス モザイク(これは有名どころ)



外の遺跡にしてみても「これがマケドニアの王都っすか?」って感じ。
いつもの入場料払ってたら、暴れ出してたかもしれない。

031058アゴラ東辺
 アゴラ東辺


18年前の冬、閉鎖中であることを知らないままやって来て、
テッサロニキのバスオフィスで教えてもらったものだから、
ずーっと「いつか行ってやるぜ!」って思っていたのに~!


031101ペラ遺跡門番猫
 遺跡前の門番猫(今日の、何よりの“癒し”でした)




そんな訳で予定より早く見学終了。
「これはヴェリアへも行けるかも!?」と
バス乗り場を探すも分からず。尋ねられる人も見かけず。

そこでジーっと道行くバスを観察してたら、
往路で降りたバス停にエデッサ行きもテッサロニキ行きも停車してた。
んで慌てて大通りから戻る。

停留所の椅子に腰掛けて待っていたが、今度は全然来ないぞ~!
顔を上げて大通りの方を見ていたところ、
降りる人が居ないと寄り道しないでまっすぐ行ってしまうらしい。

そこで「ここに乗る人が居ます!」と主張すべく、
立って待ち続けるのでした。


こうしてバスに乗るまでに時間が経ってしまい、
行き先をテッサロニキに変更。
考古学博物館を見てしまおう。



今日はここテッサロニキ考古学博物館も入場料フリー。
よーし見るぞー!

前回訪れた時の博物館は
幾つかの部屋が改装中で消化不良気味だったのだ。
それに時代が時代だったせいか
「部屋暗~い」という印象しかない。(笑)

今では改装も済み、外光も採り入れているので明るい雰囲気。
職員に案内された順路に沿って見学する。


マケドニアの金細工は、やはり凄い!
中でも ↓ これがお気に入り
031550小箱の金レリーフ
 小箱を飾る金レリーフ
 (左からゼウス アルテミス アテナ  紀元前4世紀の墓より発見)




部屋が暗くて写真は上手く撮れなかったけど…
石棺に描かれた絵が少女漫画風なのに驚いた。
これホント紀元前に描かれたものなのか!?
(翌日ヴェルギナで、更なる感動におそわれる)


031633ハデスレリーフ
 ハデス神のレリーフ
 (ごっつい鳥?さん2羽に引かれた戦車に乗ってる冥王)



031650ナクソスモザイク
 ナクソス島におけるディオニソス神とアリアドネの出会いを描いたモザイク画
 (周囲に人(?)がやたら多いんですけど…野次馬?)



031709カベイロイレリーフ
 カベイロス神
 (まさか秘儀であるカベイロス神が現されているものがあるとはっ!
  マフラー巻いて、手に人魂みたいなの握っているように見えるぞ…)



031712イシスとセラピス
 イシス女神とセラビス神
 (エジプト出自の神様たち  セラピス神、両手に花(両方イシス)だね!)




展示は映像なんかも駆使されていて楽しめる雰囲気。
ギリシア悲劇と喜劇も録画映像ですが、上映中。


しっかり観ててきたつもりだったけど、
ペラから続くテンション低下が響いてか
1時間半程度で見学終了しちゃった。

18時発のヴェリア行きバスに乗って帰るのでした。



 ■Museums of Macedonia



 ■旅のおこづかい帳 ↓
Open↓

 単位はEUR(ユーロ)


交通費(バス ヴェリア→ハルキドナ)   3.80
 〃 (バス ハルキドナ→ペラ)     1.40
 〃 (バス ペラ→テッサロニキ)    3.00
 〃 (バス ターミナル~博物館)    1.20
 〃 (バス テッサロニキ→ヴェリア)  6.00


食費(パイ)               1.90
〃 (ギロピタとスプライト)        3.00

その他(本1冊)             6.00


Close↑

[2009.10.08(Thu) 00:30] 2009.5ギリシアTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク ペルセフォネ~!!(2009/5/4月曜日) 

2009年10月07日 ()
バックパッカー * 旅行
 ヴェルギナVergina(古代アイガイAigai)観光


昨日のリベンジ。
マケドニア王国発祥の地アイガイ、現在のヴェルギナへと向かいます。
(この時通った崖沿いの見晴らしの良い場所にホテルぽろぽろ。
 ここにあったのかっー!)
8時のバスに乗って山道を30分弱。王墓の前で降ろしてもらいました。

しかし月曜日の開館時間は「12時~19時半」って、まぢ~!?
サイトで前もって調べた開館日時が、それぞれ異なってるので
余り深く考えずにやって来たのだが…。
仕方ない。王宮の方から観ていくことにした。


 ヴェルギナ地図

大きな地図で見る


歩いていると、ペンション風のホテルが幾つも目につく。
自然に囲まれた空気の良い小さい町。
こっちに泊まっても良かったかも。


駐車場になっているところを迂回して小川の上にかかる橋を渡る。
目の前に聳える小高い丘が、
発見者の名を冠したロメオスRhomaiosの墓。

監視のお姉ちゃん暇そうです。
おかげでじっくり案内してもらえました。
(ほぼギリシャ語だったけど…)

040848ヴェルギナの町
 ヴェルギナの町


040905ヴェルギナ家屋跡とかキュベレの神域?
 家屋跡とかキュベレの神域?



あとは左手に広がる遺構を眺めつつ道を登って行く。
でも大事な所は屋根がかかってしまって観られません。
しかも王宮は「08年末までクローズ」と書いてあって閉鎖中。
今は08年17月かよ!?

040930ヴェルギナ王宮説明板
 ヴェルギナ王宮説明板


040901ヴェルギナ王宮の東端
 ヴェルギナ王宮の東端の物置?



更に「フィリポス二世の暗殺現場」とされている劇場跡も
金網で囲まれちゃっていて、殆ど見えない。
世界遺産がこんなでいいんか、ギリシア!!


ペラに続いて、このレベルの遺跡。
流石の「遺跡大スキー」でもテンション下がりっぱなしっす。
傷心の余り、墳墓が密集する草地をふわふわ放浪するのでした。(苦笑)

041009ヴェルギナ小円墳墓帯よりアクロポリス
 小円墳墓帯よりアクロポリス



お昼近くなったので、王墓近くの商店街のお店で腹ごしらえ。
そしたら目の前を団体客がゾロゾロ。
開館時間に合わせて出現したらしい。
波が引くまで店で寛いでから王墓へ乗り込んだ。
本日も「エントランスフリーデー」である。


王墓は、発掘された墳墓群の上に被さるように作られた博物館。
雰囲気を出すためなのか、照明が暗くて暗くて…
目が黒い東洋人にはちと見にくいかも。写真撮影も禁止です。

でも発掘された状態の墳墓が生で観られるのはイイ感じ。
段々テンションが上がってきたところでヤラレタ!

第一墳墓の壁画すげー!!

これホントに2000年以上前のもの~?と驚いたヨ。


画家はニコマコスNikomachos説が有力らしい。
この人「古代マケドニアの竹久夢二」と呼びたいくらい、
非常~に少女漫画ちっくな絵柄なのだ。

秀逸なのが、冥王ハデスによる
女神ペルセフォネ誘拐場面を描いたもの。

何よりペルセフォネの表情が良い♪
地上に焦がれる気持ちが伝わってきて、泣けた。
声まで聞こえるようだったもん。

他にも神様たち(?)が描かれていたけれど、
これほど心打たれることはなく。
(ヘルメス神だかの手抜きっぷりには笑った!)
長いこと女神の前で凝固してました。


その他、フィリポス二世とアレクサンドロス大王の胸像を見て
「やっぱり親子だ、クリソツ!」って思ったり。
神殿建築を模したファサードを持つ墳墓を間近に観察して
「確かに南アナトリアに点在する岩窟墓にも似てるかも」と感心したり。
2時間近くウロウロしてました。

041414ヴェルギナ王墓
 ヴェルギナ王墓脇



ペルセフォネ女神にすっかりヤラレ
「今日はずっと、この雰囲気に浸っていたいぞ」という気持ちになる。
買い出ししたヴェルギナ本を、
王墓の周囲に設置されているベンチに座って読んでいました。



ヴェリアへ戻るバスの時刻を17時台と予想し、16時半に切り上げ。
名残惜しくて墳墓の周囲を回ってみたところ、
奥の方に発掘中?のような場所発見。あ…柱が使われちゃってる~

041642ヴェルギナ王墓発掘中
 発掘中?



バス停も分からなかったが、
町の中心広場にあったカフェがそうだろうと考えて向かう。

お寛ぎ中のおっちゃんやじーちゃん達に挨拶して入って行ったら
「6時!6時!」とな。
会話集で確認。
ヴェリア行きバスの時刻を教えてくれていたのでした。


まだ1時間以上もあるので、ネスカフェを頼んで本の続きを読む。
17時45分頃「ハロー!ハロー!」とおっちゃん達が騒ぎ始める。
何かと思って顔を上げると、向こうからバスが南下してくる。
「ヴェリア?」と尋ねたら一斉に「ネ!(ギリシア語のYes!)」

ギリシアのクセに予定より早く来るなんてずるい~!(笑)
慌てて荷物をまとめていたら、
おっちゃんの一人が道路に飛び出してバスを止めてくれる。
他のおっちゃん達も揃って「おーい!」って感じで手を振って、
乗客が居ることを伝えてくれている。

何やらトルコの風景を見るようで、ちょっと感激。
この町、第一次大戦後の住民交換で出来た町なんだそうで…。
そんなことも影響してるのかなぁ?



 ■旅のおこづかい帳 ↓
Open↓

 単位はEUR(ユーロ)


交通費(バス ヴェリア~ヴェルギナ)   2.20

食費(ホットドックとネスカフェ)     4.00
〃 (飲み物3点)             2.30
〃 (パン2種)              3.50

その他(本2冊)             22.00


Close↑

[2009.10.07(Wed) 01:10] 2009.5ギリシアTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


リストマーク 古代マケドニアの聖地へ(2009/5/5火曜日) 

2009年10月06日 ()
バックパッカー * 旅行
 ヴェリアからディオンDion観光へ


クテルのオフィスにあった時刻表に
「ヴェリアVeria→カテリニKaterini 9時半」とあったので、
それに合わせてホテルをチェックアウト。

券売所でチケットを買おうとしたら
「バスは無いわよ。あれは夏時間」だってー!
つくづく紛らわしい~!!


相手は、3日にペラへ行く方法を教えてくれたお姉ちゃん。
2回続けてスカったところを見られてしまい、
日本人に対する印象が変わったのではないかと…(汗)
今日もアレキサンドリアで乗り換えてカテリニへ行く方法を教わりました。


しかし次のバスは10時発。
更に乗り場は、通常のアレキサンドリアのバス停・教会前とは違うらしい。
運ちゃんも知らなくて、町の人に聞いた場所近くまで行ってくれました。

 カテリニへのバス乗り場inアレクサンドリア


大きな地図で見る


カテリニの方向を示す看板が立つロータリーを、東に折れてすぐ。
小さく「クテル」と書かれた看板があるカフェでチケットを買うのです。

こんなルートで来る外国人は少ないのでしょう。
お店のおじさん、バリバリのギリシア語オンリー。
でも何とか通じるもので「10時半発のバスは行ってしまったから、
次は12時50分だよ」と、電卓を使って教えてもらいました。


12時半過ぎ。
店の前にキレイで新しいバスが停まってることに気がつく。
これがカテリニ行きのバス。
出発地点だったとは!なので時間も正確です。

見た目は観光バスっぽいけど、実態は路線バス。
途中、学校の生徒がびっしり乗り込んできて賑やかなこと!
景色の美しい場所をぐるぐる走りながら、
14時半前にカテリニのターミナルに到着しました。


ディオン行きの路線バスもここから出るのかと思いきや、
町の中心まで行かないとならないそうな。
「暑いし時間も時間だし…」ってんで、タクシーを使ってしまいました。

ディオンの考古学公園まで16kmほど。15ユーロで商談成立。
右手に広がるオリンポス山を眺めながらのドライブは感動的でした♪
遂に来たんだなぁ~


 ディオン地図

大きな地図で見る



ディオン周辺のピエリア平野は、女神ムーサイたちの生地。
同じように「芸術」にゆかりのある
詩人オルフェウスに関する伝説をも残る場所。

そんな歴史を持つところから、紀元前5世紀以降は
神域としての地位を確立していったそうです。


更にマケドニアの最高神ゼウス・オリュンピオスと
ムーサイを讃える祭典「オリュンピア祭」も行われていました。

アレクサンドロス大王の東方遠征出陣式も、
ここで挙行されたとのこと。



チケット売場で大きな荷物を預かってもらい、イザ出陣。
受付のおじちゃんが(後になって考えてみれば
「17時」と「午後7時」を言い間違えたらしい)
「あと2時間程で閉まってしまうから、
 それまでに戻ってくるように」と言う。

公園自体は開いていても、荷物預り所が閉まってしまうのだと思って、
必死に歩き回りましたよ!


うわ~ん!来られて良かったー!!
オリンポス山をバックに広がる緑の中の遺跡。
鳥の声があちらこちらから聞こえてくる。
この旅、初めての「誰か私を止めて~」状態。
嬉しい悲鳴を上げながら写真を撮りまくる。

051944デメテルの神域辺り?
 デメテルの神域辺り?


 イシスの神域写真2枚
051452イシスの神域

051454イシスの神域
 ヘレニズム時代以降にエジプトの神々信仰が高まって、
  イシス女神の神域になったそうです




051511ディオニソスの館
 ディオニソスの館(写真2枚合成)
  (ディオニソス神の勝利の場面を描いた床モザイクが見つかったことから
   「ディオニソスの館」と名付けられている大邸宅跡)



051518ディオニソスの館モザイク
 ディオニソスの館 モザイク


051528オリンポス山アップ
 オリンポス山アップ



「オリンポス山の麓の町」とは言え
いわゆる「山の天気」にモロ影響を受けるらしい。
到着時は快晴だったのに、次から次へと雲が流れてきて、
16時前には霧雨のような雨に。

丁度側にあった木々がさわさわと揺れて、
不思議な空間に迷い込んだような気にさせられる。
閉館時間が気になるけど、この神聖な空気に身を委ね暫し雨宿り。


通り雨が過ぎ去った後は、雲が多いものの
日差しを受けて輝く「しっとり遺跡」巡りを堪能しました。

051546大バシリカ
 大バシリカの跡(ディオンの主教座教会と考えられている)


051552 3世紀の家屋群
 2~3世紀の家屋群(アゴラの西にある家屋群
 この中の邸宅から床モザイクが見つかっている)



051554ポリゴナルハウス辺り
 ポリゴナルハウス辺り


051602アゴラ辺り
 ヘレニズム時代のアゴラ辺り


051607 4世紀の店舗と作業場横トイレ
 4世紀の店舗と作業場横トイレ


051611大公衆浴場
 大公衆浴場

この公衆浴場の他にもプールなどの施設遺構も見つかっていて、
かなり大きな施設群だったらしい。
床モザイクには海神ネレウスの50人の娘たち
(ネレイス)が描かれているんだって。


051618南の城壁
 南の城壁


05151625ゼウス・オリュンピオスの神域?
 ゼウス・オリュンピオスの神域?


051637謎の遺構
 謎の遺構



最後の最後にとっておいた、
オリンポスの神々に向けて劇が上演されたという劇場でボー。
いいトコだなや、ここ。

しばらく無心で景色を堪能した後、この劇場の先客だった英国人と
日本語英語ちゃんぽん会話しながら受付に戻るのでした。
彼女の方が「日本語勉強中」とのことで、声をかけてくれたのです。



先に書いた、受付のおっちゃんの言い間違いを証明するかのように、
受付自体も全く閉まる気配無し。
閉館まで暇らしく、カウンターの中でグリークコーヒーを作ってくれました。



「閉館は20時」というのは博物館も同じ。
今日のうちに観てしまえそうなので、
ホテル探しを兼ねて町の方へと足をのばす。
一本道なので、さすがの方向音痴でも迷わず博物館発見。

「博物館の先にホテルがある」という、
おっちゃん情報を頼りに進んだところ右手にそれらしき建物が。
中庭で寛ぐ人たちに挨拶して尋ねてみたらビンゴ!
しかし想定外だったのは、アパルトマンタイプの、
とっても広くて新しくてキレイな部屋だったってこと。

 Safetis Hotel(イントロは音が出るので注意!)
051728SafetisHotel.jpg

051728SafetisHotel1.jpg

051729SafetisHotel3.jpg

051728SafetisHotel2.jpg

051730SafetisHotelから4

051731SafetisHotelよりオリンポス山



リゾート地でこんな素敵なトコ泊まったら、
1泊で軽く150ユーロは越えるでしょうに。
3泊してたホテルとの料金差から、
つい値切って連泊の場合の料金にしてもらっちゃいました。
(チェックアウト時にコーヒーをご馳走になったり、
 お土産までた~んともらってしまったのにスマヌ…)




部屋に荷物を置いて再出発。
博物館と向かいあってる建物にも遺物があったので、そちらも見学。
無料の割には見応えあるぞ。

051731SafetisHotelより考古学博物館
 考古学博物館(SafetisHotelの部屋より撮影)


一方の博物館。地上2階分と地下1階分の3フロアありました。
時期と時間帯のせいか、客はワタクシ一人だけ。
もう、思う存分ゆっくりがっつり観て回りました。

051750ディオニソス像
 ディオニソス像


051757アフロディーテ像?
 アフロディーテ像?


051757イシス女神レリーフ
  イシス女神レリーフ(農作物っぽいのを手にしているので
 デメテルだとばかり思ってた 「イシス結び」から判断)



051805ネメシス?
 ネメシス?像


051820ヒュドラウリス水オルガン
 裏側から撮ったヒュドラウリス(水オルガン)


051822メドゥサモザイク
 メドゥサ モザイク


051824メドゥサの盾持つ男性
 メドゥサの盾を持つ男性像


051828アレキサンダーセヴェルス像
 ローマ皇帝アレキサンダー・セヴェルス像(こっちはイイ男なのに、
 Wikiにある画像と随分印象違うんですけど~)



051842豚さんの居る墓碑?
 豚さんの居る墓碑?(豚さんが居るのが珍しくて撮影)



見学を終えると時刻は19時過ぎ。
ちょっと通り雨が来そうな雰囲気の中、町をぐるぐる回ってみる。

051935お馬の親子
 お馬の親子


そのまま考古学公園まで。
雲の隙間から覗く夕焼け色の空を堪能。
人気のなくなった夕方の遺跡もオツなものです。


こんな調子で歩き回って、20時過ぎにホテル近くまで戻ってみたら、
それまで何軒もあったタベルナが悉く閉まってる~!
営業中なのは高級そうなトコくらい。
その為、今夜もギロピタ夕食に。



食には恵まれなかったけれど、
夜にはテラスでオリンポス山を眺めながら過ごすのでした。
あ~しゃ~わせ~♪



 ■旅のおこづかい帳 ↓
Open↓

 単位はEUR(ユーロ)


交通費(バス ヴェリア→アレクサンドリア) 2.20
 〃 (バス アレキサンドリア→カテリニ) 4.40
 〃 (タクシー カテリニ→ディオン)   15.00

食費(グリークコーヒー)          1.00
〃 (ギロピタ)               2.00
〃 (飲み物2本)              1.50

宿泊費(3泊 朝食無)          120.00

その他(公園入場料)            4.00
 〃 (博物館入場料)           3.00


Close↑

[2009.10.06(Tue) 01:14] 2009.5ギリシアTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
↑TOPへ


TOP | NEXT

月齢カレンダー

プロフィール

カテゴリー

月別アーカイブ

最近のコメント

最近のトラックバック

Translation(自動翻訳) 縦型文字版

リンク

茶店の本棚

ブログ内検索

惑星時計

RSSフィード

メールフォーム

QRコード

オンラインカウンター

現在までのご来店者

  1. 無料アクセス解析