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リストマーク 晩秋の地中海へ!(2009/10/29木曜日-30金曜日) 

2010年03月22日 ()
バックパッカー * 旅行
 ◆リキア地方に関するサイトとしては ↓ がおススメ!◆
 「Lycia, Turkey and the Ancient Lycians - All About Lycia




 10/29 出発日


今回は関空経由でトルコ入り。
仕事場から直行したので、
京急と羽田空港の混雑振りにクラクラ。

ゲートまで行ってみれば、
20時20分発NH-149便は「機材の手配がつかない…」とか、
パキスタン航空のような理由(笑)で30分近く遅れた。


丁度、成田にB777-300が就航した時期だったせいか、
こちら関空便は乗客がとても少ない。

お陰で思いっきり身体を伸ばせたものの、
仕事で目を酷使した後の長時間フライトはやはり辛い。
目からくる不調が始まってしまい、
2回目の機内食は殆ど食べられなかった…。

またもや波乱な旅の始まりです。





 10/30 アンタルヤ経由オリンポスOlymposまで


入国しても頭痛と吐き気が続く。
なので出発まで国内線ターミナル近くの椅子に座って寝てた。
起きた頃には少し回復。

8時25分発TK-410に乗り込む頃には雨~!
霧雨だからシットリ濡れるし、とにかくさぶー!!
こんな気温じゃ耐えられないよぉ~

体調は、さっきの睡眠と機内でのそれとで随分と回復した。
機内食もしっかり食べてしまった…。
トマト・キュウリ・ベヤズペイニールのサンドウィッチは定番?
帰りも同じだったナ。


アンタルヤの空港到着!晴れ!!暑い!!!日焼けする~
さすが地中海だ♪

バスで空港建物に向かう時、係員が名前を呼ぶ。
呼ばれた数人だけが別のバスに乗り換えた。
国際線乗り継ぎだった数名のみが、
しけた国際線ターミナルに誘導されたらしい。

しかし、そのことに気がついたのは
帰国するために空港に戻って来た時。
この時は、まさか隣に国内線ターミナルがあって
繁盛してるなんて全然気がつかず。


ここのインフォメは良かったよ♪
おじちゃんが沢山の資料をくれました。

そこでもガイドブックにあるように、
ハワシュのバスで市内に行く方法を教えられ、
時刻表まで貰ったのに…。

バスの発着場所を片っ端から尋ねるが、知らない人ばかり。
「ターミナルの前」とか、実際とは違うことを言われたり。
あちこち歩き回っていたのにバスに遭遇出来ず、4時間空港に缶詰。

最終的には、交通整理をしてる職員から教えられた
「14時過ぎ発の202番バス」に乗って脱出。
空港の向かいにある警察署(らしい…
でかいトルコ国旗が翻ってます)前停留所から乗ってオトガルまで。
渋滞で1時間近くかかったけど、料金は1.20TLだし、楽チン~♪


オトガルに到着。
目の前にあった建物に入ろうとしたところ、X線検査が。
でもこちらは長距離バス用だったらしく、隣の建物に更に移動。
オリンポス行きは3番ホーム。
15時20分発のバトゥ・アンタルヤ社のバスに乗った。


オリンポスへと向かうバスとの待ち合わせ場所、
命名「峠の茶店」到着はおよそ2時間後。
目の下に広がる木々の海。おー凄いトコに来たなぁ!

オリンポス・ツル社のオリンポス行きドルムシュは
既に停まっていたけど、出発は17時半頃になってから。

もうかなり薄暗くなっているので、
気持ち的にも体力的にもあれこれ吟味する余裕無し。
ガイドブックに載っていて、サイトもチェックしてあった
SABAN TREE HOUSE前で降ろしてもらいました。

ついでにオリンポス発の時刻が
「朝は8時半から2時間ごと。18時半発が最終」であると、
車内に貼ってある時刻表を使って教えてもらう。

 これも数日後に分かったことだが、
 他にもチチェック・ツル社や
 クムルジャ・セヤハット社のバスも走っていて、
 1時間ごとに国道まで行けるようでした。
 後者のバスが到着する“峠の茶店”は違うんだけどね



ツリーハウス
ツリーハウス(別の日に撮影)



ギリギリ10月だったので、1泊朝食・夕食付で40TL。
国立公園内と言うこともあり、
周囲はうっそうとした松林に囲まれてます。

案内された一番奥にある29番小屋。
「やでやで」と荷物を置いて、
バスルームで手を洗ってうがいを………って

んぎゃー!何!?

あ、枝ね、木の枝…
ちゃうでぇ、手があるー!!!
電気をつけてよく見てみれば、黒色のサソリ!!!!!
なんでこんなトコロにサソリが居るわけ~???

驚いてはいるものの、ついつい観察してしてしまうワタシ。
大きさは5センチ程度。
ハサミの先まで入れると7、8センチくらい。
砂漠で数回見たことはあったけど、トルコでは初めてだよ!

幾ら小さいとは言え、毒持ちかもしれないし、
洗濯するのに邪魔だな…。(笑)

そこでバンガローの外に沢山落ちている松葉を拾って来る。
これでチビサソリを突っつくと、ハサミで挟んでくれたので、
そのまま釣った状態でお外の岩陰にご案内。
ここ敷地の一番奥だから、間違って踏んでしまうこともないでしょう。

バンガロー内のベッド
バンガロー内のベッド


バンガロー内バスルーム
バンガロー内バスルーム(手前にあるのはタンス)



夕食はバイキングと給食形式の折衷型で、この時期19時から。
パンや前菜は自分で皿にとるけど、
“今日のメイン料理”はよそってくれるのです。

ロカンタで食べられるようなメニューもあったけど、
家族経営なので家庭料理なんかも食べられる。
少量多種の食事が摂れて、
一人旅にとっては願ったり叶ったりの食生活です。

他にも泊まり客が沢山居て、食堂のテーブルはほぼ満席。
家族連れが多く最低でもペアなので、
ちょっと話しかけにくい雰囲気。
ま、ドイツ語圏の人ばかりなようで、分からないからいっか!


ここに至るまで30時間を越える長旅。
すっかり頭もボケボケになっていて、
ヤナルタシュ(燃える石)ツアーに誘われ“渡りに船”だったのに、
10分後を10時と聞き間違って22時に食堂棟へ。
当たり前だが、もうとっくに終了してましたわ。←痛恨の一撃(笑)


その夜、雷を伴った強い雨が降り出した。やはり「ちっちゅうかい」は雨季?



 ■旅のおこづかい帳 ↓

Open↓

 単位はTL(トルコ・リラ)


交通費(バス 空港→オトガル)      1.20
 〃 (バス アンタルヤ→峠の茶店)   8.00
 〃 (バス 峠の茶店→オリンポス)   3.00

食費(夕食時飲み物)           2.00


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[2010.03.22(Mon) 22:10] 2009.10-11トルコTrackback(0) | Comments(1) 見る▼
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COMMENT

ご来店ありがとうございます♪ by えるま
いらっしゃいませ!
コメントありがとうございました♪

なのになのに…
今年始めに「やってもーた」OSアップデートが祟ってしまい
旅行記が進まなくて申し訳ないです〜

リキア地方、魅力的で大好きですv
これからもちょくちょく通うつもり満々ですので
どこかですれ違うかもしれませんね!^^

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リストマーク 遺跡巡りスタート(2009/10/31土曜日) 

2010年03月22日 ()
バックパッカー * 旅行
 ファセリスPhaselis観光&ちょびっつオリンポス(北側)


昨夜の雷雨で「雨季の遺跡巡り」に気を重くしているというのに、
朝になっても時折ゴロゴロゴロと音が聞こえる。
ひとまず曇り空の下を歩いて食堂棟へ。
あ、横を流れる川を車が渡って行く音なのでした!

朝食はトルコの典型的スタイルに、目玉焼き付き。パンは山盛り。
ポイント高いぞ。


峠の茶店からオリンポスへ
“峠の茶店”からオリンポスを望む


10時半発のバスに乗って乗り換え地点の峠の茶店まで。
アンタルヤ行きのバスと待ち合わせ、
30分程でファセリス遺跡への分岐点に到着。
更に徒歩10分程度でチケット売場に着く。

ファセリス遺跡への分岐点
ファセリス遺跡への分岐点 右側道なりに進む

ファセリス遺跡の券売所
ファセリス遺跡の券売所



ファセリス地図 紀元前7世紀にロードス人たちによって作られた、東リキア地方の最も重要な海港を持つ都市

大きな地図で見る



この頃から遠雷の音が聞こえてくるし、雲行きも怪しい。
なのに遺跡はまだまだ先。更に15分位歩いて入口に到着。
あ、道の途中に神殿とネクロポリスがあります。

ファセリス途中の神殿 途中の神殿

ネクロポリス ネクロポリス


入口の水道橋すっげー!きれいに残ってるぅ!
なのに前は駐車場と化していて、写真が撮りにくいことこの上ない。
裏側からにじり寄って写真を撮っていた時に、遺跡猫と遭遇。
呼ぶと走って来てスリスリしてくれる、とても人なつこい仔♪

でも空模様が気になるのか、お空をじーと見つめた後は
水道橋の先へ行ってしまいました。残念!

ファセリスのにゃこ ファセリスの遺跡にゃこ



ファセリス遺跡地図 ファセリス遺跡地図



こちらも同じようなルートで南下。
20年近く前に購入したアンタルヤ周辺の遺跡ガイド本を参考に進む。

アゴラ アゴラ内部

ドミティアヌスのアゴラへ ドミティアヌスのアゴラへ


メインロードを通って南の港まで。おお、絶景!
広々とした湾の向こうには樹海。
低い雨雲がかかっちゃってるので、見通せなくて残念だ~

南港パノラマ
南港パノラマ(3枚の写真を無理矢理合成したので汚いです…;;;)



帰りは東側を歩く。住宅跡の先には、劇場跡あり。
ここで猫の鳴き声が。手すりに乗って呼びかけてくる猫さん。
もしかして入口で会った仔?
先導して階段上の劇場まで連れて行ってくれました。

最初は一緒に席でノンビリしてたんだけど、
同じく劇場に居た親子連れの方に行ったら追い払われちゃって…
1匹で下に降りて行ってしまった。

カルドを北へ メインロードを北へ

劇場 劇場

小浴場 小浴場



北の小浴場を覗いてから(侵入禁止なので)、
道を渡ってアゴラの北部分を見る。
この辺りでメインロードの面影はなくなり、中央港へと出る。
すると…

ボートに売り物を載っけてきたような兄ちゃんが開店準備中。
その周辺に猫が集まってきてる~♪
ついつい写真を撮ってしまうのでした。

開店準備中 開店準備中

中央港跡 中央港跡



それから中央港と北港を区切る岬で一休み。
また水道橋に近づいてから遺跡の外へ。
しめて1時間くらいの見学でした。
帰路、雨がポツポツ降って来た。

ファセリスからオリンポスへ戻るバス停
ファセリスからオリンポスへ戻るバスの停留所(車の右側)


峠の茶店までは幹線道路だから、どのバスでも通る筈なのに、
「分岐点」「ジャンクション」というトルコ語が分からなくて
&運ちゃんの気がきかなくて、バスを捕まえるのに苦労した。

路線バスサイズの観光バスも多く走っているので、
停止の合図を出しても素通りばかり。
目が悪いから、バス会社の字が近くにくるまで読めないんだよ~
段々雨も激しくなってきたので必死です!


14時半前に峠に到着。この頃から本降り。雷も鳴ってました。
オリンポス行きのバスも無いことから、店でギョズレメを試す。
さすが観光地。チーズ入りの一番安いやつで2.50TLだ。
水分は持ち歩いていた白湯で済ませた。

食べてる時にバスが到着したので慌てて外に出たが、
暫く戻る予定ではないらしい。
外の小屋で寒さに震えながら待っていると、
にゃこが膝の上でお昼寝を始めてしまった。

でもあったか~い♪
姿勢変えられないのは辛いけど、しゃーわせ♪♪

峠のにゃこ 峠の茶店にゃこ



バスが発車したのは雨が止んだ15時半過ぎ。
「行くよ~」と猫を揺すって起こしてから乗る。

町に戻って来たのは16時頃。う~ん中途半端。
せっかくだからオリンポス遺跡も観てしまおう!と、
終点まで乗って行った。
おお、ペンションって奥の方まであるんだなぁ。


雨で洗い流された空は、とても澄んでいて景色がキレイ。
遺跡は川を挟んで北側と南側に残ってます。
でも雨上がりで道はドロドロ。遺跡の中も大変な状態です。

教会A 教会A

教会Aの一部 教会Aと横道

神殿の門内側 神殿の門内側から

記念墓左 記念墓(左)

記念墓右 記念墓(右)

モザイクのある建物 モザイクのある建物



しかも夕暮れ時、木々に覆われているので暗くて…
よく見えないし写真もムズカシイ。
南側の遺跡への道は、結局分からなかったよ。

港の記念碑墓 港の記念碑墓



海まで出て、アクロポリスをチェック。
さすがに17時を過ぎた頃に諦めて帰る。
また明日も挑戦だ。


オリンポス遺跡地図 オリンポス遺跡地図



しかしその夜もまた雷雨。
これじゃ遺跡が乾かないよ~!



 ■旅のおこづかい帳 ↓

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 単位はTL(トルコ・リラ)


交通費(バス オリンポス~峠の茶店)   3.00
 〃 (バス 峠の茶店~ファセリス)   5.00
 〃 (バス ファセリス~峠の茶店)   5.00
 〃 (バス 峠の茶店~オリンポス)   3.00

入場料(ファセリス遺跡)         8.00
 〃 (オリンポス遺跡)         3.00

食費(ギョズレメ)            2.50
 〃(夕食時飲み物)           2.00


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[2010.03.22(Mon) 22:09] 2009.10-11トルコTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
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リストマーク ぷちトレッキング気分(2009/11/1日曜日) 

2010年03月22日 ()
バックパッカー * 旅行
オリンポスOlympos(南側中心)


朝まで梅雨のような雨音が続いてた。
この辺りは舗装なんてされてないので、道はドロドロ。

泊まったところは川を越えた場所にあるので、
雨で増水した川を飛び石を伝って渡らなきゃならん。
なので歩きでは、遺跡のある海方向にばかり行ってました。

さてその遺跡。今日は南側を見るぞ!
出かける前にホテルのスタッフに
「今夜こそヤナルタシュへ行きたい」と伝えておく。
これで昼間行かないで済むぞ。


11時位にオリンポス遺跡に着いて、南へ渡る場所探し。
町側のチケット売場を入ってすぐ右手に折れ、
川に置かれた飛び石を使って渡ります。たぶん…。

一番手前にあるのが南のネクロポリス。
テッペンまで登ってる人達がいたから頑張ってみたけれど、
サンダル(クロックス・オフロード)だし、
お墓の上に乗るのもちょっと…ね。
半分位で諦めた。

南のネクロポリス 南のネクロポリス



更に先へと進むが、なんつーかもう軽登山の雰囲気。
トルコの遺跡を甘く見てました。
それなりの装いで挑んだ方が怪我等防げると思う。

劇場入口 劇場入口

劇場跡 劇場跡



秋だと言うのに緑がうっそうとしていて、先が見えず
「一体この道はどこへ続いてるんだ?」と心配することしきり。
遺跡自体が木に浸食されてボロボロです。

一旦右に折れ、浴場まで行ってみたけど
波の音は聞こえるものの、海に出られそうな道が発見出来ず。
劇場入り口まで戻って来て、今度は川沿いに進むが、
連日の雨で路肩が削られて崩れてて恐いよ~

「やっと終点!」って思ったら、ここさっきの浴場じゃん。
海岸に出られる訳じゃないんだ。

ローマ浴場1 ローマ浴場跡1

ローマ浴場2 ローマ浴場跡2



入口近くまで戻って川を渡る。
昨日見逃していた場所を中心に北側の遺跡を観て回った。
北のネクロポリスは誰かの家が建ってますけどぉ~!

アルテミシア家?の石棺 アルテミシア家?の石棺



アクロポリスに登りたかったけど、これも道が発見出来ず。
んで、また海岸へ出ることにした。

時間はたっぷりあるので、ついつい砂浜を歩いて北上。
どこまで行けるか!?

たぶんチラールの町らしき家並を左手に観ながら、
観光船が陸揚げされている近くまで頑張ってみた。
大きめの丸石が広がる場所だったので、
座りこんでしばし海を眺めながらボーとする。
海沿いにも、“海の家”にも、それなりに観光客がいました。


オリンポス 西に進むとペンション群。
更に道なりに進むとバスが頻繁に通る国道400号線。
地図の上、北側にあるチラールという町からは海岸沿いに南下して遺跡に入れるようです。
チケット売場はあるんだけど誰も居ないので、出入り自由状態でした。


大きな地図で見る



ふと日差しが弱くなったのに気がつき、空を観察。
どうやらまた雨になりそう。
降り出す前に町に着けるように撤収。

しかし雲の方が一足早く、遺跡海側の入口を入った所で本降りに。
すぐ近くにあった記念碑墓が屋根付きだったので、
そこへ飛び込んで雨宿り。
次から次へと観光のトルコ人たちも逃げ込んで来て満員となる。

30分位は居たかな?
少し小降りになったのを見計らってホテルへと急ぐ。
ドロドロ道のため歩くのが大変!
で、結局1軒手前のオレンジ・ペンション前で再び本降り。

慌てて泊まっているツリーハウスに飛び込むが、
雨が強過ぎて部屋まで戻れない。
食堂は(15時頃だと言うのに)お昼ご飯を食べてる客で一杯なので、
外の屋根つきテーブルセットに腰掛け、明日以降のプランニングをしてた。

30分位すると雨脚が弱まったので、部屋まで戻って空調を入れる。
さぶいさぶい!ホント地中海の秋は雨季だね~


その後も降り続いていた雨だが、
19時近くなると星が見えるくらいには回復。
これならヤナルタシュツアー催行されるゾ!

食堂では「まだ参加者を集めてないので詳しくは食後に」と言われる。
…しかし結局は行けなかったのだ。

詳細は省くが、どうも今夜は行く気が全然なかった模様。
20年近く振りに思い出したよ。
「英語を話すトルコ人の言うことを真剣に受け止めるな」って。

とても良い自然環境で、ゆっくりノンビリできたのに、
最後の最後でスタッフにやられたぜ。


↓悔しいから載せておく(アゼルバイジャンで大規模なそれを観てるから、ショックは小さいが…)
キメラ(トルコ語でヤナルタシュ “燃える石”の意)

大きな地図で見る



 ■旅のおこづかい帳 ↓

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 単位はTL(トルコ・リラ)


入場料(オリンポス遺跡)         3.00

食費(夕食時飲み物)           2.00


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[2010.03.22(Mon) 22:08] 2009.10-11トルコTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
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リストマーク ちと辛い移動(2009/11/2月曜日) 

2010年03月22日 ()
バックパッカー * 旅行
 オリンポスOlymposからカシュKasへ



流石に昨夜のことで頭にきたので、
「愛想の良い日本人」を止めた仏頂面のワタシ。
すると「今夜も泊まれば観られるのに」だって!ぷんぷん!!


今回初めてオリンポス・コープ社のバスに乗って峠まで。
最後の登り坂で、行ったことのない道を登っていく。
あれれ?これまでと違う「峠の茶店」だ!
バス会社によって使うトコロが異なるのかな?


12時半前にはバトゥ・アンタルヤ社のバス到着。
20分程でクムルジャのオトガル到着。
更に20分くらいでフィニケのオトガル着。

休憩その他も含めると、
30分に1回の割合でオトガルに着いてる感じ。
お次はフィニケと同じく、町中オトガルのデムレ。
デムレへはこれ迄の倍の時間がかかった。

しかもこの時間は日射しの熱量も多くてグデ~となってしまう。
朝は寒さに震えてたなんてシンジラレナイ!

トドメのカシュへは更に長い。
50分近くかかって町中オトガル着。
これが15時過ぎのこと。


カシュ 古代名アンティフェロス。「フェロス」はギリシア語で「岩がちの場所」という意味

大きな地図で見る


バスを降りると、さすが観光地!
客引きの兄ちゃんがしつこいので「見るだけだよ」と、ついて行く。
1泊30TL。朝食付。ネットもやり放題とのこと。部屋も狭いけど清潔。
でもね、ここに4晩はちと滅入る。

相場がどの程度かも分からないので「他も見てみる」と言うと拗ねる。
そりゃ両脇が有名ドコロで大変なのも分かるけど、
「インフォメは閉まってる」とか
「オフシーズンだから殆どのホテルは閉まってる」とか嘘言うのはお止め!

「25TLでいい。でも他のとこ見て戻って来たって30TLだからね」とか言われたら、
意地でも泊まりたくなくなります。


海沿いの商店街にある観光案内所。
余りに小さくて地味だから見過ごしてしまった。

唯一の職員のお姉ちゃんは他の客の対応中。
なのでカシュとカルカンの地図をもらうことにしました。
町のお店がお金出し合って作った地図みたい。

それから安宿地帯の道路を、宿を探しながら歩く。
こういう場所の宿って外見と内装が全然違ってたりするんだよな~
1軒声をかけてみたが、誰も出てこない…。

んでお次、海から2本目の道路を西に進んでいったら、
見覚えのあるホテルが。
「確か高かったよなぁ」と思いつつ表の看板をチェックしてたら、
シーア派風のおじさんが出て来てブユルン(“どうぞ!”)。


こぢんまりしてて、きれいなホテル。
部屋も飾りが可愛らしくて、一気にテンション上昇。
丁度アザーンが聞こえてきて大音量だったけど、
気にならないもん♪泊まりたいよ~!

でも1泊80TL。うひ~!!!
控え目に「ちょっと辛いのよ4泊だと。
300TLにならない?」と尋ねると、すんなりOK。
もしかして、もっと値切れた?←オイ…


でもスタッフも皆品があるし、
泊まり客もお上品層だったから良かったヨ!
昨日の夜まで「1泊30~35TL!」と念じていたクセにこの結果。(苦笑)

決め手はハンガーの数の多さ(18個!)と、テラスに洗濯紐があること。
部屋に周辺の遺跡の名前を付けているのもポイント高い。
オイラはシメナだったと記憶してる。

暗くなってからの減点ポイントは、
鍵を入れないと室内の電気が点かないこと。
取り出すと即消えてしまうし。

更に鍵が固くて回すのが超大変。
おかげで途中から閉めた時にかかる鍵だけで済ましてしまっていた。
↑2階の、階段からすぐの部屋なのに…
 いちお、テラスから室内に持ち込んだ木の椅子にリュックを載せて、
 ドアの前に置く自衛はしてましたよ!


あとお湯の温度が低め。時間帯によっては寒いくらい。
そして水の質が悪いのか、沸かすと膜が浮かぶ。
なのでこの町ではミネラルウォーター購入。

ホテル部屋2

ホテル部屋1 ホテル部屋2枚



今日中に町内の遺跡を見てしまおうと、早速出かける。
しかし町中にいる猫の多さに撃沈。なかなか進まず。

猫トラップ1 最初の猫トラップ


後ろ髪を引かれる思いで、まずは近くの「家の形の墓」を目指す。
道の途中で遭遇した小学生の女の子が連れてってくれたのだが、
子犬のクセに襲ってくる犬が居る場所を通らなければならない。
更に、他人の家(本人の家らしい)の玄関を入ってから降りてくルート。

そんな波乱に満ちた道を通って到着してみたら、
あらら…;;; かなり痛んでしまっている。
「24人の踊る娘」レリーフは分からなかったなぁ。

家型墓 家型墓


お次は少し南下して劇場へ。おおー!立派立派。
しかしここには手作りの品を売るお母さんたちが居るので、
ゆっくりは楽しめません。

劇場横 劇場横


それから北東方向の山肌に彫られているらしい岩窟墓へ。
坂がキツー!…って、身体鈍り過ぎ?
水場となってるような場所の上部にそれらしきもの発見。

岩窟墓 岩窟墓


でもね『歩き方』の地図も、インフォメでもらった地図にも、
3つ四角が書いてあるんだよね。
で、他にもまだ有るのかと思いつつ、道なりに進む。

学校脇を下って行ったら記念墓碑発見。
ホント町中に有るよコレ。しかもかなり立派なお墓。

記念墓碑 記念墓碑


見上げながら何枚も写真を撮ってたら、
またまたにゃこ達と遭遇してしまったぁ!
や~ん、なにこの可愛らしい仔たちは!
夢中で連写してました。…記念墓碑より多く。

何度目かの猫トラップ 何度目かの猫トラップ



かなり陽も傾いてきたけど、諦めきれず。
先程の岩窟墓通りを、今度は北へ向かって歩いて行った。
あー!何、こんな場所にあるの!?

岩窟墓へ 岩窟墓へ


今や貸家となってる無人の家の先、階段を登って行きます。
先程のそれとは、比べ物にならないキレイなお墓が残っていました。

おまけに、高台から更に階段を登って行ったので、
目の前に広がる海の向こうに沈む夕陽たるや絶景絶景!
ブーゲンビリアの花々もキレイに咲いていました。


も少し北へ進んでから西方向へと降りて行く。
オトガル近くのジャミィ横の通りに出ました。


さて、トドメにヘレニズム時代の神殿跡へ。
あ…宿探し中に通った、公園だと思ってた場所だ。
基礎部分がきれいに残ってます。

ヘレニズム時代の神殿跡 ヘレニズム時代の神殿跡


それより!何より!!ここは猫宿状態。
もうカシュには、猫好き降参です。


17時ともなると、日が暮れて暗くなる季節。
観光は諦め、夕飯にすることに。
もらった地図に載ってたピデ屋に行こうかと、
神殿前の道をそのまま港の方へ向かって行くと、
すぐ隣にレストラン風のお店があった。

メニュー等が書いてあるので、参考にしようと足を止めたら、
ボーイさんが話しかけてきた。
ピデもある。高そうだけど、石釜で焼いているから
「これは旨いだろう」と予想し入ってみた。
ホテルから近いのも良い。


メニューはピデでしょ♪
でも一番安いのを選んでしまう哀しいサガ。
一緒にチョルバ(“スープ”も安いもの)とアイラン選択。

すぐに色々持って来てくれた。
“チーズを使ってないピザ”との説明に、
「そっか、選んだピデはこれか。丸いんだなぁ」と
感心しながら食べ始めたら…

次から次へと運ばれてくる前菜やサラダ。
そして「ワタシが頼んだ」ピデ登場。
「うげー!多過ぎ!!」と驚いていると、
「他のは付け合わせだからお代はいらないよ」と。
っつーか、食べきれるかこれ?

夕食 夕食



案の定最初のシンプルピザは無理だった。
お持ち帰りにさせてもらって帰路につく。

「そだっ!ライトアップされてるはずの劇場を観に行っちゃお」
道をそのまま西進。が…前方に何やら動くものが見える。
嫌な予感…。野犬だ!

気がついたので、走らないようにしつつも急遽Uターン。
しかし奴らの足と鼻は人間サマより優秀なのだ。
ピザの匂いを嗅ぎ付けたのだろう。
2匹が両脇から絡んでくるのだ。

時々威嚇しながらサバイバル。
狂犬病は恐いからね!

ホテル近くまで威嚇を続け、何とか逃げ切った。やでやで。
カシュの町は、ノラ猫だけでなくノラ犬も多いので、
食べ物のテイクアウトは超危険!



 ■旅のおこづかい帳 ↓

Open↓

 単位はTL(トルコ・リラ)


宿泊費(朝食夕食付き×3泊)      120.00

交通費(バス オリンポス~峠の茶店)   3.00
 〃 (バス 峠の茶店~カシュ)     13.00

食費(夕食時飲み物)           2.00
 〃(夕食:チョルバ・ピデ・アイラン)  9.50
 〃(ミネラルウォーター小)       0.25


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[2010.03.22(Mon) 22:07] 2009.10-11トルコTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
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リストマーク 遺跡にあそばれる(2009/11/3火曜日) 

2010年03月22日 ()
バックパッカー * 旅行
 クサントスXantosとパタラPatara、遺跡をはしご



朝日が差し込む部屋なので6時台には目が覚めるけど、
ぐだぐだとベッドの上でのんびり過ごす。しゃーわせだなぁ~

ホテルの朝食は8時から。
『ロンプラ』にあった通り、朝食すっげー!目移りしちゃう。
お茶の種類も豊富。お皿の間にお花を飾っていたり“おされ”です。

庭のテーブル席から見える景色もお素敵♪
メイス島もよく見えます。
1泊4000円足らずで、こんな素敵な景色が楽しめるなら、
オレ頑張って働いて旅費稼ぐよ!(笑)


9時半ちょい前に出発。45分発のバスに乗る。
ちゃんと時刻表が出てるところが「西洋人のリゾート地」を彷彿させる。
約1時間でクヌクの町外れ、クサントスへの分岐路に到着。
ここからは1本道なので分かりやすい。

クサントスへの分岐点
中央右寄りの道を真っすぐ進む


脇道に入るとすぐ左手に遺跡発見~!
ヴェスパシアヌスVespasianusのアーチと呼ばれる門を持つ南門と、
手前が多角石を積み上げた城塞跡らしい。

そして右手にはネレイドの記念碑の土台が見える。
でも本体は大英博物館に持ってかれちゃったけどね…。


更に進むと、左手にリキア時代の家々、
ビザンティン時代の家屋跡を囲む石壁が見えて来た。
その先は劇場跡だ。

はやる心を抑えつつ、まずはチケットを買ってから、
上市が見えないかと登って来た道を更に進む。
結局丘の裾野をぐるりと回っただけで巡礼の聖堂は見られなかったが、
旧クサントス川、現在のエシェン川がよく見えた。

入口まで戻ってきて、劇場のある敷地を北から攻める。
水道設備が整ってるなぁ。この辺りはアゴラ。
「クサントスのオベリスク」とも言われる
碑文が彫られた四角い柱を観察。うぉ、文字びっしり!

碑文柱 碑文柱

アゴラ北西 アゴラの北西


それから北側を歩いて西方向へ。
アゴラの南東角は宗教建築群だそうだけど、
撮りたいものがなかったようで写真が無い。

それからハーピーの墓を見る。
南に並列して立つ碑文のある柱墓は、
これまた面白くなかったようで写真無し。

劇場全景 劇場全景

劇場と墓 劇場と墓ふたつ


劇場区域を越え南側へ。
初期ビザンティンマンションと説明にあり。
更にその南がリキア時代の家屋群。
これらの西側にリキア時代のアクロポリスがあったそうだ。
影も形もないけどさっ!

初期ビザンティンマンション 初期ビザンティンマンション

リキア時代の家屋群 リキア時代の家屋群



西側遺跡を見終わったので、今度は東側遺跡。
東西を結ぶデクマノスを歩いて東へ。
南側は上のアゴラだ。

発掘中 発掘中


市の聖堂またはカテドラルのモザイク見てから、
丘の上のネクロポリスへ入り込んだ。

モザイク モザイク

踊り子の石棺 踊り子の石棺


ここは樹木があるせいか見通しが悪く、
どちらへ進んだらよいのか迷うこと度々。
無理矢理進んでいって、結局元の道に戻って来たり…と。

スンばらしいリキア墓が幾つも見られたのは嬉しかったけど、
デクマノスが見えて来た時は、かなり本気でホッとした。
11時から見始めて1時間半強かかった見学でした。

柱墓 柱墓

Payavaの墓 Payavaの墓

建物跡 建物跡



クサントス

大きな地図で見る



バスを降りた場所まで戻って帰りのバスを待ってたんだけど、
30分以上経っても1台も来ない。なのでもっと町中へ移動。

行き先を尋ねてきた裕次郎似のバス会社のおいちゃんによると、
ここからレトーンへのバスは無く、タクシー利用か歩くかだって。

ではレトーン遺跡は後日訪れることにして、
カシュへ戻る途中にあるパタラ遺跡へ向かうことにした。
バスが来るまで、朝食時に作っておいたサンドウィッチを食べて過ごす。
(朝食時にひと口ふた口のパン類を持ち出して昼食にしていた)


クヌクからパタラへの分岐点までは10分足らず。
右手には茶店あり。
バスが見当たらないので「途中で捕まえればいいや~」と
歩き始めたのが14時頃。

気温も景色も歩くにゃ丁度良い。しかしここはリゾート地。
犬の放し飼いやめー!!!
2匹の飼い犬に襲われましたわ。
「てーっい!」と脅して何とか通り過ぎたが…。


徒歩45分程で遺跡入口に到着。
脇にバスが停まってたので、ここが停留所かと確認すると
「バスはないよ」って、ええーっ!!
またあの犬たちを蹴散らして帰るんですか!?

暗くなる17時頃までには大通りまで戻って来たいから、
実質1時間半の見学時間か…。

遺跡入口 パタラ遺跡入口


この時はまだパタラがそんなに凄い遺跡だとは知らなかったので、
コンパクトデジカメで写真を撮りながら奥へと進んでいった。
しかし「ヤシの浴場」辺りで確信した。
「クサントス(←世界遺産です)の負け~」。

こっちの遺跡の方が好み~♪
デジイチ(デジタル一眼レフカメラ)に格上げして撮り始めた。

霊廟? 霊廟?

沼地と石門 沼地と石門

石棺ズ 石棺ズ

アーチ アーチ

劇場遠景 劇場遠景



しっかし広~い敷地。
がしがし歩いて見ていかないと到底終わらない!
しかも発掘作業中の大学生(アクデニズ大学か?)たちなんかも居て、
「発掘作業を見てたい~」という欲求と戦いながらの見学でした。
締めは劇場。高台から眺める景色は素敵♪

Vespasianの浴場 Vespasianの浴場

ビザンティン時代の都市城壁 ビザンティン時代の都市城壁

列柱道路 列柱道路

劇場上部 劇場上部



この時点で16時近く。
さすがにビーチにまで足を延ばしている時間は無い。
後ろ髪を引かれながらリターン。


パタラ リキアの6大主要都市のひとつ。未発見ではあるが、アポロン神殿があって、
     ここでの神託はデルフィーのそれに匹敵していたらしい。
     アポロン神は夏の間はデロス島に居て、寒くなるとパタラを避寒地としていたそうだ。
     「サンタクロース」のモデルとなった聖ニコラオスは、紀元3世紀にこの町で生まれている。


大きな地図で見る


パタラ写真付地図



「犬対策」として、途中で石ころと長い木の枝確保。
動物愛護団体に怒られそうな話だが、
これらで何とか追い払って危険地帯を通り抜けた。

17時直前に茶店到着。石壁に座ってバスを待っていたら、
お店のおじちゃんが椅子を勧めてくれました。感謝♪


さすが幹線道路。バスもすぐに到着。
暗闇が迫る中、1時間かけてカシュへ。
「今夜はシーフード!」と考えていたが、
余りの寒さにギュヴェッチへ変更。

貧乏性なもんで、また値段の安いもんを注文してしまい、
「キノコのチーズのせ」となってしまいました。
…何頼んでも美味いからええけど。


ホテルへ戻って洗濯を済ませ、ベランダに干す。
日記を書きながらうとうとしていた22時頃、
いや~な音に外を覗いてみたら雨!
本降りー!!風強っー!!

慌てて洗濯物を取り込んだ。
風があったから殆ど乾いていたのに、また濡れちゃった。
でもそのまま乾かす。(笑)



 ■旅のおこづかい帳 ↓

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 単位はTL(トルコ・リラ)


交通費(バス カシュ~クヌク)      5.00
 〃 (バス クヌク~パタラ入口)    2.00
 〃 (バス パタラ入口~カシュ)    5.00

入場料(クサントス遺跡)         3.00
 〃 (パタラ遺跡)           5.00

食費(水分)               2.50
〃 (夕食:茸ギュヴェッチ・アイラン)  11.00


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[2010.03.22(Mon) 22:06] 2009.10-11トルコTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
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