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リストマーク ひたすら移動の3日間(2006/09/14 木曜日-16 土曜日) 

2008年07月15日 ()
海外旅行記 * 旅行
アルジェリアは広かった…そして遠かった…!
(ちなみにアルジェリアの地図はココ
ツアー開始最初の3日間はひたすら移動の日々でした。
では順を追って旅程を記述していきます。




2006/09/14 木曜日

この朝、関東地方は暴風雨状態だった。
会社から羽田へ直行するため、フレックスを利用して30分早めに家を出る。
ここまで大荒れでなければ、“夏の旅行はこれひとつ”の
スポーツサンダル一足で行くつもりだったが、
さすがに足から冷えきってしまいそうなのでスニーカーを履いて行く。

…結局スニーカーもびしょ濡れになっちゃったんだけどね。

傘も、旅行用の三つ折りだと雨避けになりそうもないので、
もう少し大きめのをさして行って、
靴と同様、そのまま会社に置いていくことにした。

荷物は増えるわ、機内持ち込み用のリュックは雨でびっしょりだわ…
旅の中身を暗示してる?
結局雨は午前中で上がり、すっきりとした空の下、都心へと向かうのでした。


第2ターミナルは、今回が初めての利用。
でも、19時に集合して20時15分発のカタール航空QR4962便(全日空149便との共同運行)
関空行きに乗るので、ゆっくり楽しむ時間的余裕がなかったのが残念!


ドーハ行きカタール航空QR821便は23時45分に関空を出る。
この時間帯だと、ほぼお店はやっていないのでツマラナイのです。

実はカタール航空利用も今回が初めて。
機内はエミレーツ程は寒くなくて、
長袖のウィンドブレーカーを羽織っていれば大丈夫でした。
(エミレーツの強烈な冷房で、何度風邪をひいたことか…)



2006年9月15日 金曜日

予定到着時刻より1時間も早い4時半にはドーハの空港に着陸。
時差は6時間である。
まだまだ建設中のターミナル内へ。ここは寒い!
一方、外は「湾岸諸国」って気温。
マイクロバスに乗ってホテルへ。6時前には到着出来ました。

再出発が10時半だけど、外は暑いので観光する気は元から無し。
先に朝食を食べてしまってからお風呂、仮眠、というスケジュールでいく。
まだまだ先は長いので、少しでも横になって眠れて良かった~


チュニス経由アルジェ行は13時5分発。
ここまでくると、アラブ色が濃くなります。
だから飛行機が動き出したの13時半だし(笑)
それから滑走路までてれてれ20分くらい走ってからの離陸でした。

6時間のフライトでチュニスへ。空港に着陸してみたら…うへー!大雨。
この時期にこの地域であり得ない~!?びっくりでしたよ。
1時間後アルジェへ飛び立ち、更に1時間後、無事空港に到着しました。
もう周囲は充分暗くなってます。


宿泊したEL AURASS HOTELは老舗だそうな。
アルジェの港を見下ろす高台にあるので、夜景の眺めがすんばらしい~!
やたら部屋ばかり広くて、設備等は「むむむ?」ってトコもあったけど、
この夜景を見るためだけでも、泊まる価値あると思うなぁ。

部屋に入る頃、夕方チュニジアにあった低気圧が
アルジェリアまでやって来てました。
お空に光る稲妻がキレイ!
風邪をひかない程度にベランダで鑑賞。
明日のモーニングコールは5時半なのにね…。



2006年9月16日 土曜日

朝食は、広い窓からの光がまぶしいEフロアのレストラン。
陽気なおぢちゃんコックにオムレツをお願いしたのだが、
何度も「気に食わない出来」とばかりに卵を無駄にする。
殻が入ったら取ればええから、早くして!出発6時なんだから!!

今日はひたすら移動の日。走行距離は625キロだそうな。
朝からグズついた天気で、晩秋のような寒さでした。
(この時点で、カメラが完全に故障していることが判明…泣)


陽が傾きかけた頃、ラグアット到着。この町のモスクが有名だそうです。
18世紀に建てられた、アラビア語で「大きいモスク」を意味する新モスク。
建築様式は「マリキ式」とのこと。
内部に面白いものがありました。清めの丸石(自然のもの)と権威の杖。
ここのモスクの前には当時の町並みが広がっています。

大きいモスク モスク内部
 
(左)「大きいモスク」   (右)「古いモスク」内部


お次はちょっと道を下ったところにある「古いモスク」。
こちらは14世紀に建てられたもの。
こぢんまりしていて親しみを感じます。


今夜の宿泊地ガルダイアには20時15分頃到着しました。
そのままレストランに直行して食事。
いやぁ~ここまで来るの長かったー!
やっと明日から「観光」出来ます♪



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[2008.07.15(Tue) 20:31] 2006.9アルジェリアTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
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リストマーク ムザブの谷(2006/09/17 日曜日) 

2008年07月14日 ()
海外旅行記 * 旅行
やっと観光らしい観光の始まり。
(それに合わせてなのか?以降はスッカーン!とした晴天続きでございました)
本日は世界遺産にも指定されているムザブの谷の見学だ。

ムザブは、中心都市ガルダイアの他に
エル・アテフ、メリカ、ベニ・イスゲン、ブー・ヌーラの
5つの村で構成されている。
住民たちはイスラム教イバード派に属しているとのこと。


まずはエル・アテフ[El-Ateuf]から。
ココはとても保守的な町。女性は町から出ない人が多いそうな。
逆に男性は、貿易に関わって生計を立てていたとか。

各村見学時には、それぞれの村人が同行しなければなりません。
一番手、エル・アテフの案内人のじいちゃん、いい味出してた~!
名前は「パリジャン」←何でフランス語なんだー!!(笑)

午前中だと言うのに、日本から来た身には日差しが厳しい~!
村中にある市場や井戸、門を見学した後
周囲に広がるお墓を通って下って行きます。
途中シディ・イブラヒムの墓を見学。
麓のモスクで説教台に座って、説法を聞かせる実演をするパリジャン爺。
かわいいゼ♪

エル・アテフ共同墓地
 エル・アテフ共同墓地


次はメリカ[Melika]。シディ・アイサの墓を見ました。
講談社刊『世界遺産』の説明では、「アイシャ」と間違えたのか
「女王」と書いてありますが、男性だったそうですよ。

周囲にあるお墓の見方も教わりました。
↓頑張って図を打ってみましたが分かるかなぁ~?

 頭側
^ ^ ^
| |  | |
^^ ^^
 足側

左側が女性で右が男性の墓。
「^」は土が盛ってあり、出っ張っています。
お腹に赤ん坊を宿したまま亡くなった女性の場合、
更に腹の部分に山ひとつ作るそうです。


お昼を食べる前にガルダイア[Ghardai'a]の市場を見学。
45分くらい自由時間があったので、あちこちの店を見て歩いてました。
でも「危ないから」と、旅行会社のスタッフが迎えに来てくれたんだよね…。

ガルダイアの市場
 ガルダイアの市場


お昼の後は、近郊の貯水池や井戸を見学。
何せ水が貴重な土地。平等に分配する工夫たるや、涙ものでした。

水利施設は写真で見ても分からなさそうだったので撮影せず。
洞穴に入っていく井戸も暗くて撮影出来ず。
そうそう、ここに迷彩色のカエルがおりました。


最後に、宗教的に一番厳しいとされるベニ・イスゲン[Beni Isguen]。
シェスタ中で人気のない町を歩きました。

締めはムザブの谷を一望出来る高台へ。
強風に吹き飛ばされそうになりながらも、谷を眺める。
ミナレットがぽつぽつぽつと立ってます。
ん~イイ景色!!

ムザブの谷全景
 ムザブの谷全景


◆ムザブの谷[M'zab]
 1982年 文化遺産に登録

◆参考サイト
 MZAB PHOTOS - TAHA BAALI
  http://www.mzab.online.fr/
 M'Zab Valley
  http://www.geocities.com/mzabgeo/



それからはまた移動っす。「砂丘を見る」とあるので、
リビアのガダメスのそれを想像して準備をしたのに、只の砂場でした…。

空気が乾燥しているからか、日が沈んでからは星がクリアに見えておりました。
夕闇が迫る中、今夜の宿泊地ワルグラへ。
到着後は、やはりホテルのレストランへ直行です。
ワルグラは旅行会社の本社があるので、社長さん自ら歓迎にいらっしゃいました。

このホテルではソフトドリンクはサービスです。
様々な色をした瓶詰めがあるので、各人それぞれ違うものを注文し、
少しずつ飲ませて頂きやした。意表をつく味ばかりで、食卓は大騒ぎ。

さんざん笑ったところに、現れた「更に笑えるデザート」。
果物を工夫して並べてあるのですが、不可思議な味のソースに
「一体これは何を使ってるの?」とまた大騒ぎ。

更に笑えるデザート
 更に笑えるデザート

ひたすら笑い転げて疲れているのに、またとどめが!
(続きは↓「Open」をクリック!)

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「部屋のクーラのスイッチが見当たらない」と、
先に部屋へ向かった方が戻って来ました。リモコンが必要なようです。
すると…ホテルのスタッフは何台ものリモコンをテーブルに持って来て
「好きに取って」とな。

えー!そのエアコンに合ったものでなくていいの?!

大ウケした私は、レストラン内のエアコンに向けて「ぴっ!」とやったり、
テレビに向けてみたり。
すると…後ろで若いホテルの従業員が、腹を抱えて笑っておりました。
「日本人はリモコンも見た事ない」と思われているやもしれません」(笑)

何せ部屋に戻る途中、またふざけてロビーのエアコンに向かって
「ぴっ!」とやってるところを同じスタッフに目撃され、
更に大受けされていましたから。


さあ!今夜こそ洗濯すっぞ。
明日は5時起き6時出発だけど、しばらく洗濯出来そうなチャンスはありません。
何度も何度もバスルームと部屋を往復して、部屋中に干しまくり!
クーラーの風が丁度当たる場所に洋服掛けを置いて、
ガムテープまで使って洗濯物を掛けたハンガーを固定するのでした。
いやぁ~満足満足。

  エル・アテフのパリジャン爺
 エル・アテフのパリジャン爺


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[2008.07.14(Mon) 22:04] 2006.9アルジェリアTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
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リストマーク ティムガット「へ」(2006/09/18月曜日) 

2008年07月13日 ()
海外旅行記 * 旅行
ホテルを出て少々走ったところの砂漠でピンクフラミンゴを見る。
ちょっと意表をつく組み合わせである。

そして夜明け直後の砂丘で遊ぶ。
夜のうちにつけられた足跡を探すと、
「砂漠の狐」とか「砂漠のトカゲ」と呼ばれている生物の足跡が。
こんな道路のすぐ近くでも色々見つかるのだ。

砂漠の足跡1

砂漠の足跡2
 砂漠の足跡2種類


結局今日もひたすら移動です。走行距離は600キロ也。
昼食はビスクラという町のドライブインにて。
羊と牛と七面鳥の3種類からメインの肉料理を選ぶ。
注文を受けてから焼き始めるので、時間はかかるが旨かったよ~♪
この付近から、オリーブの実が入ったピラフが食べられるようになった。

「旨い」と書いたが、さすがに肉の量が多くて完食出来ず。
片付けるの待っていると、ここぞ!とばかりにハエが肉にとまります。
最初はいちいち追い払っていたけど、段々飽きてきて成すがままに。

一番人気である羊肉にたかっていたハエが、
片付けに来た店員さんの動きに反応して一斉に飛び立った時の衝撃たるや…
同席メンバー全員が「ひょえ~!」と腰を浮かせましたよ。
正に「黒い衝撃」。(苦笑)


その後もバスはひたすら北上。南アトラス山脈越えにかかろうと言う頃、
乗ってたバスが緩くぶつかって「ナポレオン3世も来た」という石橋を壊す。
(“ちょびっと”だけどね…)
橋を見学される方、石が一部川側に飛び出ているのは、そのせいです、ハイ。

南アトラス山脈越え

南アトラス山脈岩肌

 (上)南アトラス山脈越え
 (下)南アトラス山脈岩肌



南アトラス山脈を越えると、とたんに松の木が見られるようになった。
ティムガット遺跡の17キロ程手前にあるランバエシス[Lambaesis]という町にも
ポツポツ遺物が見られる。ローマ第三軍の駐留地から始まった町。
彼らは紀元後392年まで駐留していたという。
(その三年後にローマ帝国が分裂した。
 帰国してから調べてみたら、モザイクなんかも見つかってたそうな。
 み、見たかった~!)


◆ティムガット[Timgad]
 1982年 文化遺産に登録

遺跡に到着したのは17時。トイレを済ませてから見学だ。
まずカルド(南北)を進み左手に墓碑を見ながら右折。
ここは浴場跡とのこと。わりかし広いです。
墓碑:マーキュリー[ヘルメス] 墓碑:マーキュリー[ヘルメス]

墓碑:食卓 墓碑:食卓

碑:アポロ-ジュピター-ディアナ[アポロン-ゼウス-アルテミス]
墓碑:アポロ-ジュピター-ディアナ[アポロン-ゼウス-アルテミス]


少し進んで今度は左折。ここはミネルバ女神を祀った図書館です。
後で確認したけど、冊子状の図書が2500冊あったとか?
図書館



カルド遠景

 カルド遠景


突き当たりはフォーラムの壁。
一旦左折してから公衆浴場の一角へ。
イルカの手すりが可愛い公衆トイレはココにあります。

「二人の世界」演出トイレ

 「二人の世界」演出トイレ


フォーラム、そして劇場を見てからぐるりと遠回りして三神の神殿へ。
(三神:ジュピター、ユノー、ミネルバ [ゼウス、ヘラ、アテナ])
トラヤヌス帝の凱旋門まで説明付きで行ってから、19時まで自由時間。

劇場 劇場

三神の神殿 三神の神殿


早速神殿に乗り込む。バシバシ裏からも撮ってると、何やら話声が。
バスの運ちゃんがケータイで喋りながらやってきます。
電話の相手は婚約者だそうな。
「何か喋れ」と言われてケータイを渡されたが、
俺アラビア語殆ど知らないって!

後になって分かるんだけど、やはり内戦の余波で
「誰が敵か分からない。隣人も信じられない」のだそうな。
だからお客を絶対に一人にさせないよう、スタッフは気を配ってくれたらしい。

凱旋門
 凱旋門


集合時間には、もうすっかり暗くなっておりました。
町の灯りがきれいです。
我々のためにサービスで遺跡を開けておいてくれた
管理人のおじちゃんも一緒に帰ります。
明日は6時半モーニングコール、8時出発です。←珍しくゆっくり(笑)

町灯り
 町灯り



[2008.07.13(Sun) 22:27] 2006.9アルジェリアTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
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リストマーク コンスタンティーヌ観光(2006/09/19火曜日) 

2008年07月12日 ()
海外旅行記 * 旅行
まずは宿泊地バトナの市場を見学。
小型のカメレオンがカゴに入れられていた。
これらは“魔除け用”なんだって。
また“肺病に効果がある”という薬草「ザータル」は添乗員さんが購入。
その夜の夕食時に飲ませて頂きました。効いたかな?

羊の頭のグリル
 羊の頭のグリル


それからコンスタンティーヌへ向かう。
到着後、まずは博物館を見学。荷物を一切預けての見学となる。
巨大なモザイクとか、すんばらしいものがあるのに
パンフや絵ハガキすら揃っていない。悔しい~!
とりあえず画像イマイチ絵ハガキを4枚買ったけど…。(合計20ディナール)

博物館前からの景色
 博物館前からの景色


既に昼時。博物館前の階段を降りて、歩いて食堂まで。
ここの食事が美味しかった!!
ファーストフード系郷土料理って感じの、TIDDISという名のお店。

ウェートレスのお姉ちゃん達が身に付けてるエプロンが、また可愛いのだ!
つい気に入ってしまい、添乗員さんに交渉してもらって
600ディナールで中古を手に入れた。ふふふ。
(私の購入系統って…)

チュニジアで食べられなかった料理ブリックも食べた。
前菜なんかも美味しい。写真撮れなくて悔しいぞ。


食後、また博物館前まで戻って見晴らしの良い場所までバスで移動。
以前、ここコンスタンティーヌの写真を見た時に
「旧市街とを結ぶ絶壁にかかる橋」という文章があったので、
どこが旧市街か尋ねたら、後ろの軍事施設がある部分なんだって!
だから旧市街写真の撮影は御法度です。

そんなことから、ここでは橋の見学ばかり。
写真を撮ってからバスに戻ったが、渋滞している町を妙に走り回る。
そして、あちこちの橋を見せるのだ。
今日はまだジェミラ遺跡見学が残っていると言うのに…。

橋1 橋2
 (左)橋のある風景1   (右)橋のある風景2


結局ここで時間を使い過ぎ、かなりスピードを出して走ったけど、
ジェミラに着いたのは19時直前。
もう夕闇に覆われていて見学出来る状態ではない。
………んで明日朝また来ることになったのだった。


今夜はセティーフという町に宿泊。
HOTEL SEETIFISは“地方の高級ホテル”って感じの作りだけど、
部屋に入って愕然とする。
バスルームもトイレ室もゴキちゃんの巣窟と化していた。
(続きは↓「Open」をクリック!)

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ちっこいのがぞろぞろ居るので、洗面台に近づくのも一苦労。
シャワーで流してしまおうとしたが、そこにすら踏まないと辿り着けない量。
つい数える私。20匹を越えた所で諦める。

これまで一番ゴキちゃんに遭遇したのは、10月のウズベキスタンでのこと。
しかしバスルームの風呂桶側タイルの目地にしか居ないので、実害は無かったのだ。
虫嫌いの私だが、流石に慣れてしまったものよ…

ところが!ココはそれを遥かに上回る。
乾燥した土地であるのを幸いに、
ウェットティッシュで身体を拭いて済ませることにした。人間諦めも肝心だよ。
ただ、水を使いたいこともあるので、1タイルだけ洗面台を使うために確保。
効果は無いだろうが、蚊取り線香をたいて部屋へ越境してこないよう祈る。
だってバスルームのドアに穴が開いててね、
そこからちびゴキが顔出してんだよ…!



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[2008.07.12(Sat) 23:10] 2006.9アルジェリアTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
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リストマーク ジェミラ遺跡見学と…?(2006/09/20水曜日) 

2008年07月11日 ()
海外旅行記 * 旅行
6時起きの7時半出発。はよ、ココから出たいぜ!
ゴキ部屋での一夜に、げっそりしながら食堂へ。
あの量のゴキを見た後では、水で濡れた食器とか怖かったが…
でもしっかり食べる。

他の人たちは、ちらっと見かけた程度のことしか言ってなかったので、
どうやらあの210号室が特別だったようだ。
…そんなら変えてもらえば良かったか。(泣)


◆ジェミラ[Djemila]
 1982年 文化遺産に指定
海抜900mに位置し、山の斜面を利用した古代都市遺跡。
当時の名前はクイクル。(A.D.1C-5C)
最盛期である3世紀には、2万人が暮らしていたと思われる。
1909年に発掘が始まった。
フォーラム、神殿、バシリカ、凱旋門、3000人収容の劇場、住居跡が見られる。

◆参考サイト
 Adventures of Algeria: Djemila(英語)
  http://lexicorient.com/algeria/djemila.htm
 Algerian Tourism DJEMILAの頁(仏語…)
  http://www.algeriantourism.com/djamila.php


南東の端にある教会跡から見学を始めたが、
もうセプティミウス神殿が気になって仕様がない。
結局、最後まで説明を聞かずに、草をかき分け神殿を見に行ってしまうのだった。

神殿内部から
 神殿内部から


ここの西側はバシリカとのこと。
目の前に広がるのは新しいフォーラムである。
西の入口凱旋門が立派だ。

柱
 柱じゃ柱じゃ…


さんざん一人で堪能した後、北へ進む。
カストリウスの家を越え、異教の神殿を抜け古いフォーラム(市民のバシリカ)へ。
更に北側に石がしっかり積んであって、
東側がカピトル[the capitol]
(古代ローマの Capitoline 丘上にあったジュピター神殿)で、
西側がCosinus市場だ。

素敵なレリーフを見つけたので写真を撮っておいた。
女神らしいのだが、一方では「幸運の」
もう一方では「悪魔」と推測されていて、結論は出ていないらしい。
でも周囲に植物文様があるから地母神に近いんじゃないかな?

女神のレリーフ 女神のレリーフ
生け贄のレリーフ 生け贄のレリーフ


もう一つは生け贄の説明のようなレリーフ。
一旦旅行会社のスタッフが呼びに来たので、グループに合流した。
そして劇場をじっくりと見る。再び同じルートを辿って見学終了!

いやあ、すんばらしい遺跡でごわした。
敷地内にある博物館のモザイクも良かったです♪
(ここも撮影禁止なんで、記憶にしか残っていないのですが…)
遺跡オタク、お腹いっぱいです。



昼食後、町中を走行中にジャンダルマ(国家治安部隊…いわゆる憲兵)に捕まる。
「これからベニ・ハマド観てからアルジェに戻らなきゃいけないの!」と、
情に訴える作戦に出るが、そんまま本部まで連行。

合計で2時間半は説教のため待たされる。
「護衛も付けずに外国人観光客を案内するのは危険」というのが、その理由。
説教後、ジャンダルマ部隊に先導されてベニ・ハマドへ向かったが
到着したのは、もう夕闇迫る頃。昨日のジェミラより遅い時間です。

「少しでも明るいうちに!」と目の色を変えて撮影に走る。
ところがダルマさんたちは、つまらなそーに遺跡の中をぶらぶらと。
「きー!邪魔ー!!おどきー!!!」と殺気立つツアー客たち。(笑)
彼らの機嫌を損ねない程度に、ガイドさんや添乗員さんらが
「写真撮るからどいて~」と声かけしてました。

ベニ・ハマドの光塔
 ベニ・ハマドのミナレット


もう暗すぎて、色とか形とか、細かいとこまでよく分からんです。
ここは大きな方形のミナレットが有名で、
あとは「まっいっか」ってレベルだったから良かったけどさ…。
でももしかしたら、背後の高台にあった住居跡に残されているという
モザイクが素晴らしかったのかもしれん。


◆ベニ・ハマド[Al Qal'a of Beni Hammad]
 1980年 文化遺産に登録

Hammadid王朝の最初の首都。
1007年に設立、1152年に破壊された要塞都市。
アルジェリア第2の大きさを誇るモスクがある。



アルジェへ向かう前にまた町へ戻り、ジャンダルマ本部前に留めておかれる。
いやもう19時過ぎてますから!
で結局、今日のうちにアルジェに到着するのは無理と判断。
少し南下した都市ブサーダの「これまでで一番豪華なホテル」に
宿泊することになった。到着は21時過ぎてたような…。

そのままホテルのレストランで夕食。
しかし料理はなかなか出てきません。
何せ一流ですから優雅に待つのです。

中庭にはプールもあり、部屋の設備もお見事!昨夜とは雲泥の差だ。
バスタブがあったので、2晩洗濯出来なかったこともあり、頑張って洗濯してみた。
ドライヤーだって付いてるんだもん。

洗濯を終え、バスタブにお湯をはって「しゃーわせ~」ってやってたら
いつの間にやら熟睡。寒くて目を覚ますと、水がひたひたにしか残ってない。
ひぇ~風邪ひいちゃう!慌ててお湯を出すのでした。



[2008.07.11(Fri) 23:22] 2006.9アルジェリアTrackback(0) | Comments(0) 見る▼
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